初めての新卒採用
~今までの常識を覆した成功事例~
人材紹介に頼らず、目標採用単価の半分で5名を採用!
倉庫業は、物流の要として日本の経済を支える重要な役割を担っています。しかし、近年、人手不足や高齢化が深刻化し、多くの企業が採用難に直面しています。特に、これまで中途採用に頼ってきた企業にとって、新卒採用は大きなハードルとなるケースも少なくありません。
今回は、長年人材紹介会社に頼った採用活動を行ってきたJ社の倉庫業における初めての試み、新卒採用成功事例をご紹介します。J社は、従来の慣習から脱却し、目標としていた採用単価の半分以下で5名の新卒採用を実現しました。その成功の鍵は、どこにあったのでしょうか?
過去の慣習からの脱却
J社は、これまで人材紹介会社に依頼することで、経験者を効率的に採用してきました。しかし、人材紹介会社への手数料が高額になること、そして年々増加傾向にあることが経営課題となっていました。そう考えたJ社の人事部は、抜本的な改革に乗り出すことを決意します。
その第一歩が、「新卒採用への挑戦」でした。
しかし、倉庫業という業界柄、学生からの認知度が低く、魅力を伝えることに苦労しました。また、これまで新卒採用を行った経験がないため、ノウハウがなく、どこから手をつければいいのかわからない状態でした。
人事部長と3カ月伴走
そこでJ社は、我々opelatte(オペラテ)の新卒採用支援サービスを利用することにしました。
このサービスでは、経験豊富なスタッフが3ヶ月間、人事部に伴走し、採用戦略の立案から実行までをサポートします。J社の人事部長は綿密な打ち合わせを重ね、自社の課題や強みを分析し、最適な採用戦略を練り上げていきました。
具体的には、
- 今の学生にとって魅力的な雇用条件の提示: 給与や福利厚生だけでなく、資格取得支援制度やキャリアパスプランなど、将来のキャリアビジョンを描けるような制度を整備しました。
- 会社説明会やインターンシップの実施: 倉庫内見学や先輩社員との交流を通して、倉庫業の面白さや仕事のやりがいを肌で感じてもらえるような機会を設けました。
- 採用広報活動の強化: 自社のホームページやSNSを活用し、積極的に情報発信を行いました。また、大学への訪問や合同企業説明会にも積極的に参加しました。
これらの施策を通して、J社は学生への認知度向上を図り、母集団の形成に成功しました。
トップの協力
新卒採用成功のもう一つの鍵は、トップの協力でした。
社長自ら、会社説明会に参加し、学生にJ社のビジョンや将来展望を熱く語りました。また、選考過程においても、積極的に学生と話し合いを設け、J社の魅力を伝えていきました。
結果、「社長の熱意に惹かれた」「J社でなら、自分の力を試せると思った」といった声が、多くの学生から寄せられました。
トップダウンで採用活動を進めることで、社内全体に「新卒採用を成功させよう」という機運が高まり、人事部だけでなく、各部署が積極的に採用活動に協力する体制が構築されました。
結果、J社は目標としていた採用単価の半分以下で、5名の新卒採用を実現しました。
初めての試みで、多くの困難に直面しましたが、人事部とコンサルタント、そしてトップが一体となって採用活動に取り組んだことで、大きな成果を上げることができました。
J社の事例は、倉庫業をはじめ、これまで新卒採用に積極的ではなかった業界の企業にとって、大きな希望となるでしょう。
新卒採用は、企業の未来を創造する重要な投資です。
J社のように、従来の慣習にとらわれず、積極的に新たな挑戦を続けることが、これからの時代を生き抜くために必要不可欠です。